名探偵カッチンの思い出

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「五人と一ぴき」の先輩にあたるNHKの少年少女探偵ドラマ第一号作品の紹介です。

名探偵カッチンの思い出 ( 実際に名探偵カッチンにも出演された中条さんに思い出を語っていただきました。 )
小学校1年生のときに名探偵カッチンに教授の息子役で出演しました。(なんと4つの役でした。その時ちょっとショックを受けました。)当時、私は番組も見ていたのですが、出演してホンと3人(カッチン、トムさん、チコたん)のファンになったんです。3人はとてもやさしい方達でしたね。2つのエピソードが今でも思い出されます
【 エピソード1 】
恵那峡にロケにいったときの話です。私があんまり寒くて布団に寝ていられなかったんで、布団の上かそばにコタツを置いて、その中でカッチンとトムさんと寄り添って寝てくれたんです。やさしく気を使ってもらったことを覚えています。
【 エピソード2 】
これは、とても恥ずかしいエピソードですが・・・。だれかの背中におぶってもらうシーンがあったんですが、リハーサル中につい、ちょこっとおしっこをお漏らししてしまったんです。(あー恥ずかしい)
そしたらその人が「背中が熱かった」といったので、スタッフや出演者の人から「お漏らししたんだ」と冷やかされたんです。その時、チコたんが、何をいってくれたか覚えていないのですが、非常にかばってくれて、その場の気まずい雰囲気を無くしてくれたんですよ。そのほかにも、セリフがうまく言えず、NGをしたときも励ましてくれたりしてくれました。35年以上も前のことですがはっきり覚えています。今でもチコたんのファンが多いのもそういうところからきているのかも知れませんね。
3人はいつも話をしていて、仲がよかったと覚えています。収録している合間もよく話をしていたような覚えがあります。
カッチンは、よく考えて話したり行動するイメージがありますし、チコたんはとても知的な感じで、静かでやさしいイメージがあります。とてもラムちゃんのイメージとはかけ離れていますね。 トムさんは、積極的で何でも話し行動的なイメージがあります。
皆さんの、番組でのイメージ、記憶ではどうでしょうか?
名探偵カッチンも、ぜひもう一度見てみたいですね。

【 番組プロフィール 】 
制作    : NHK名古屋局制作  (おそらく)NHKの少年少女探偵ドラマ第1号作品
放映年月日: 1967年10月3日〜1968年3月26日の半年間で25話放映 (全放映記録のページへGO ! )
内容    :「長靴下のピッピ」などで知られるスウェーデンの児童小説作家リンドグレーンの三部作「名探偵カッレ君」「カッレ君の冒険」「名探偵カッレとスパイ団」の原作に比較的忠実に沿って作成された少年少女探偵ドラマ。シャーロック・ホームズにあこがれる主人公カッチン(柴田泰文)とその友達の男の子(トム:竹淵文明)、女の子(チコたん)の三人組がチームワーク良く事件を解決していくNHKでの少年少女探偵ドラマの草分け的番組。 女の子(チコたん)役をつとめた平野 文さんは後に人気アニメ 「うる星やつら」の「〜だっちゃ!」で知られるラムちゃんの声優を担当。


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